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建築家として独立10年目。これまでの集大成としてのプロジェクトブックを作りました。古民家改修設計のなかで1番重要で可能性を感じている”工事監理”に焦点を当てた現場記録集です。
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おかしいなと気づいたんです。設計図を書き上げた時点から、工事着工までには半年一年くらい時差があることはザラで、現場にいる自分と設計してた時点での自分の判断に差があることに、一年間の成長と変化に。どちらの判断を優先するか。現場を前に目に飛び込む高解像度の情報の波に反応することこそ建築に対して誠実な対応だとおもいました。大変ですよ、現場は。だって図面に書いてあることと違うこと言うんだから。普通はね。でもこの現場はちょっと違う。大工さんも設計者もみんな経験したことのない、やったことないことをやろうとしてるので手探りです。毎朝電話かかってきて、毎日現場に行きます。図面はありますよ。でもやっぱり計画としての図面ではなく、現場が優先されるべきです。実測図など当てになりません。水平垂直など古民家にはありません。計画通りにはいきません。図面の通りに施工することが良い空間を実現することだとも思いません。図面にはないけどこの方がいい。大工さんにもこだわりがあります。尊重します。一つ変わると玉突きでいろいろが変わります。あーそうきたかじゃあこっちはこうしようかと、現場での掛け合いを楽しみ、建築はふわふわしながら彷徨います。雨が降れば現場は止まるし、いい波があれば海に行きます。図面に表現しきれない些細な記録されないこと、竣工写真には残らない現場の声を記述しなくてはならないという使命感に追われてこの本を作りました。
A5判/2022年8月刊/108ページ
[著者・写真]
長谷川明
[寄稿文]
広瀬裕子(エッセイスト)
丸山美紀(建築家)
野田 賢(構造エンジニア)
※掲載写真2枚目以降は初版特装版の仕様になります。第2刷からは無線綴じに仕様が変更となります。
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